No.166  3人のアーティスト その2
 
 

2人目:ゲイリー・カー(コントラバス)

12月3日、藤沢リラホールでのコンサートは大好評で、160名の入場者数に対し80枚ものCDが売れ、レコード店を喜ばせた。終演後はカーも行きつけにしている寿司屋で打ち上げ。6月8日のアメリカ・インディアナポリスでのコンサートを最後にステージ活動から退くことについて尋ねた。「今から20年前、チェロのヤーノシュ・シュタルケルによるアドヴァイスでした。演奏家は60歳で引退せよ、と。60を過ぎるとテクニック的に落ちていくのが顕著にみられるからです。もっともシュタルケルは今でも衰えもみせず頑張っていますが(笑)。ぼくはそのときから60でコンサートから退こうと決めていたのです。もっとも技術的には向上してきて、音楽的にもいいところなので、これからレコーディングを思う存分やりたいと思っています。ヴィクトリア(カナダ)の自宅にはスタジオも完成したので、とても楽しみです。」
もっとも日本だけは別格で何年か後にコンサートをしたいという気はもってくれていた。
                               (2001年1月5日 ようよう ま 記)