No.166 3人のアーティスト その3
 
 
3人目:五嶋 龍(ヴァイオリン)

1日から15日までの間に12歳の龍君は10回のリサイタルをカザルスホールで行っている。5000枚ほどのチケットが発売開始後わずか20分で全てなくなったというからすごい。今回が事実上のデビューリサイタルということになるが、演奏の方はもう立派な大人の感性。ベートーヴェンの作品12の1のソナタでは、ベートーヴェンという大きな海を泳いで楽しんでいる感じで全体の構成はこれからという印象だったが、その後は呆気にとられるほど巧かった。Midoriを越えるか。

終演後の楽屋ではもうすっかり子供に戻った龍君。サイン(↓画像)をねだるとすらすらペンが流れ、日付もつけてくれた。10年後が楽しみである。


                               (2001年1月5日 ようよう ま 記)